陽気なピエロのコインロッカー

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2017年5月に読んだ本

<22>宇佐美まこと『愚者の毒』祥伝社文庫
推理作家協会賞受賞作。構成は想定内だったけど第二章筑豊挽歌の衝撃は壮絶。忘れがたい作品。★4

愚者の毒 (祥伝社文庫)

愚者の毒 (祥伝社文庫)


<21>竹本健治囲碁殺人事件』講談社文庫
ゲーム三部作第一弾。うれしい復刊。サスペンス要素もあり悲哀のラストも良。★3.5

囲碁殺人事件 (講談社文庫)

囲碁殺人事件 (講談社文庫)


<20>知念実希人『屋上のテロリスト』光文社文庫
帯の「100回騙される」は大げさすぎ。予想つく展開だけどリーダビリティは高いので楽しめる。★3.5

屋上のテロリスト (光文社文庫)

屋上のテロリスト (光文社文庫)


<19>早坂吝『双蛇密室』講談社ノベルス
驚天動地のネタもさることながらくだらなさ大なのに読んでしまうんだよな。★3.5

双蛇密室 (講談社ノベルス)

双蛇密室 (講談社ノベルス)


<18>柳川悠二『永遠のPL学園 六〇年目のゲームセット』小学館
PLの廃部は衝撃だった。野球部と教団の思惑の違いと教団の存続自体が危うい印象。最後の12人はドラマティックだった。★3.5

永遠のPL学園: 六〇年目のゲームセット

永遠のPL学園: 六〇年目のゲームセット


<17>井川意高『溶ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』幻冬舎
ギャンブルに落ちたエリートの懺悔録。赤裸々に綴っている。依存症は嗜好の問題というより病なのだな。★3