陽気なピエロのコインロッカー

読んだ本を晒す棚 感想はTwitter:はらかず@kazu7honyomiで

2018年7月に読んだ本

<23>高橋弘希送り火文藝春秋 ★3
第159回芥川賞受賞作。文章は洗練されていて巧いと思ったけど終盤の描写は唐突に感じた。

送り火

送り火


<22>清水浩司『愛と勇気を分けてくれないか』小学館 ★4
これぞ青春!な物語。広島という地域ならではの話も随所に。熱さと切なさが沁みわたる。

愛と勇気を、分けてくれないか

愛と勇気を、分けてくれないか


<21>山田ルイ53世一発屋芸人列伝』新潮社 ★4
いわゆる一発屋芸人に一発屋芸人が当時のことやその後を取材した異色の本。テーマの面白いが著者の文才が冴えている。

一発屋芸人列伝

一発屋芸人列伝


<20>大岡昇平『事件』創元推理文庫 ★4.5
不朽の裁判小説。丹念な取材とコツコツと事実を積み重ねて思わぬ真実を引き出す様は見事。

事件 (創元推理文庫)

事件 (創元推理文庫)


<19>秋保水菓『コンビニなしでは生きられない』講談社ノベルス ★3
第56回メフィスト賞受賞作。読みやすさや親しみやすさはあるけどヘビィな結末だし、トリックも今一つだったかなぁ。

コンビニなしでは生きられない (講談社ノベルス)

コンビニなしでは生きられない (講談社ノベルス)