陽気なピエロのコインロッカー

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『ベルカ、吠えないのか?』古川日出男(文藝春秋)

ベルカ、吠えないのか?

ベルカ、吠えないのか?

直木賞の候補になったときにかなり評判がよかったのでかなり期待して読んだのだけれど、読了するのにかなり時間がかかってしまった。決してつまらなかったというわけではないけれど、登場人物に感情移入して読むようなタイプの作品ではなかったのが原因。あ、登場人物というより登場犬か。それにしてもとても難しい本だったという印象が残った。僕が難しく読んでしまったのかもしれないけれど。でもこの人の筆力にかかったら右にでるものはいないと思う。