2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧
第57回読売文学賞(小説部門)が堀江敏幸『河岸忘日抄』と宮内勝典『焼身』に決定した。河岸忘日抄作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/02/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 104回この商品を含むブログ (121件) を見る焼身作者: 宮内勝…
『県庁の星』桂望実(小学館) 『告白』町田康(中央公論新社) 『サウスバウンド』奥田英朗(角川書店) 『さくら』西加奈子(小学館) 『死神の精度』伊坂幸太郎(文藝春秋) 『その日のまえに』重松清(文藝春秋) 『東京タワー オカンとボクと、時々、オ…
二人のガスコン〈上〉 (講談社文庫)作者: 佐藤賢一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブログ (33件) を見るさあ、佐藤賢一だ。 ずっと追いかけてきた作家だけどこの三分冊のボリュームに恐れをな…
生協の白石さん作者: 白石昌則,東京農工大学の学生の皆さん出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/11/03メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 8人 クリック: 355回この商品を含むブログ (825件) を見るこの本を読了数に入れるのもどうかと思ったけどまあ、…
愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ作者: 琴音出版社/メーカー: ライブドア パブリッシング発売日: 2005/12/17メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (22件) を見る不思議な魅力のある作品だった。 正直、この作品のテーマ自体はあまり好き…
第8回大藪春彦賞はヒキタクニオ『遠くて浅い海』(文藝春秋)に決定。遠くて浅い海作者: ヒキタクニオ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/09/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る
話題が一足遅いですが『容疑者Xの献身』の心の底から喜びたいと思います。記者会見でのクールに振舞おうとしているのに笑みがこぼれて嬉しくて嬉しくてしょうがない感じの東野圭吾がとっても印象的でした。 まあほんとにめでたいことなんだけど、版元が文藝…
夢みるうさぎとポリスボーイ (集英社文庫―コバルトシリーズ)作者: 竹内志麻子,斎藤佐百合出版社/メーカー: 集英社発売日: 1986/11メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る今やそのキャラクターとともに文壇に強烈なインパクトを残し…
一週間のしごと (ミステリ・フロンティア)作者: 永嶋恵美出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/11/29メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (43件) を見る初めて読む作家さん。それなのにちょっと油断してしまっ…
芥川賞は、絲山秋子「沖で待つ」(文学界9月号)に、直木賞は東野圭吾『容疑者Xの献身』(文藝春秋)に決定。沖で待つ作者: 絲山秋子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/02/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 74回この商品を含むブログ (251件) を…
芥川賞直木賞の発表なわけですが、どうやらあちこちの評判をみると「やっぱり今回も東野圭吾は無理なんじゃないか」派がとても多いように感じられます。 もちろん東野圭吾に対する今までの選評も読んできたけれど、それでも僕は今回は受賞するんじゃないかな…
黙過の代償 (講談社ノベルス)作者: 森山赳志出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/12メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブログ (17件) を見る第33回メフィスト賞受賞作。 最近メフィスト賞からもだいぶ遠ざかってしまっていたんだけど久々に読みま…
吾輩はシャーロック・ホームズである (小学館ミステリー21)作者: 柳広司出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/11メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (22件) を見るこれも「夏目漱石が自分のことをシャーロック・ホームズであると思い込んで…
予告探偵―西郷家の謎 (C・NOVELS)作者: 太田忠司出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/12メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (53件) を見るとんでもない結末が待っている・・・という評判をみて読んだ一冊。 ところが読み始めると京極…
死神の精度作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/06/28メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 148回この商品を含むブログ (657件) を見るこの本が出たときから勝手に「第134回直木賞受賞作」と決め付けてます(笑)。 綺麗…
シャングリ・ラ作者: 池上永一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/09/23メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 114回この商品を含むブログ (239件) を見るニ段組、約600頁の大作。 SFというジャンルに詳しくないのだけど、たぶんSFの王道ともいうべき…
遅くなりましたが本年もよろしくお願いいたします。では、本年一発目の感想をば。