陽気なピエロのコインロッカー

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伊坂幸太郎『死神の精度』(文藝春秋)<2>

死神の精度

死神の精度

この本が出たときから勝手に「第134回直木賞受賞作」と決め付けてます(笑)。
綺麗にまとまりすぎてるかな、とか、伊坂節がちょっと控え目かも、とか思ったりもしましたがいえいえ十二分に面白かったです。それに装幀もとっても素敵だし。
表題作「死神の精度」は推理作家協会賞短編部門の受賞作だけどあんまり推理小説っていう感じはしなかったですね。それでも好きなのはこの表題作と「恋愛で死神」、そして最後の「死神対老女」です。

さて、まだまだ『魔王』、『砂漠』とお楽しみが二つもあります。ゆっくりと楽しもっと。