『愛でもない青春でもない旅立たない』前田司郎（講談社）

愛でもない青春でもない旅立たない

この前、久しぶりにバイトしていた本屋に寄ったら、強烈にプッシュされたのが本書だった。いわく、「電車の中では読めない」ということだった。
えっと、僕は感動のあまり、涙が止まらない、って意味だと思ったんですけど、どうやら違ったみたい。なんだろう、エロくてってことだったのかな？
とにかく、留年して大学もまともにいっていなくてバイトもそんなに長続きしない。そんな1人の大学生の自堕落な生活がリアルに描かれている、といえば少し聞こえがいいのか。
僕はとーっても真面目な大学生だったけど（←笑うところじゃありませんよ）、周りにはこんな学生がいっぱいいなたなあと思ったり思わなかったり。
タイトルにインパクトあるけど、こういうのも一種の青春なんじゃないか、と思ってみたり。