陽気なピエロのコインロッカー

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広川純『一応の推定』文藝春秋<1>

一応の推定

一応の推定

第13回松本清張賞受賞作。
「渋い傑作」の言葉がぴったり。ストーリーも複雑じゃないし、登場人物もそれほど多くなく、謎もひとつだけ。それでも魅かれるのは主人公さながらに作品が堅実で丁寧だからだろうか。
派手さはないけど胸にくる作品で、僕好み。こういう作品をたくさん読みたい。