伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』新潮社＜3＞

ゴールデンスランバー

伊坂幸太郎的ハリウッド的エンターテインメント長編小説であり、快心作だ。「黄金のまどろみ」とは読んでいる読者の心地よさを表すのにぴったり。
文中にもでてくるが、内容はＪ・Ｆ・ケネディ暗殺事件を伊坂幸太郎が『逃亡者』の視点で書いた、とでもいおうか。
この作品の帯の惹句「伊坂的娯楽小説突破頂点」は「小説、まだまだいけるじゃん」*1の編集者と同じ人が考えたらしい。個人的にはあんまり好みじゃないんだけど、熱意は伝わるよなぁ。

そいういえば伊坂幸太郎関連では最近いろいろ出ててとても追いつけないんだけど、取りあえず以下はおさえときました。

魔王 1―JUVENILE REMIX (少年サンデーコミックス)

魔王 2―JUVENILE REMIX (少年サンデーコミックス)

終末のフール (ヤングジャンプコミックス)

編集会議 2008年 02月号 [雑誌]

来月にはＷＯＷＯＷドラマの『チルドレン』もＤＶＤになるようで。
→追記。その前に今週『アヒルと鴨のコインロッカー』がＤＶＤ発売されるみたい。

*1:『重力ピエロ』の帯の惹句