陽気なピエロのコインロッカー

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楊逸『時が滲む朝』文藝春秋<69>

時が滲む朝

時が滲む朝

第139回芥川賞受賞作。
前作『ワンちゃん』に比べると小説の濃度は薄まった感じはするけれど、激動の中国を垣間見ることができて興味深い。個人的な好みでいえば、川上未映子作品よりもこっちの地味で古くさい方が好きだったりする。