2004-04-21 第57回日本推理作家協会賞候補作決定。 候補 長編および連作短編部門 伊坂幸太郎『重力ピエロ』 石持浅海『月の扉』 歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』 垣根涼介『ワイルド・ソウル』 柄刀一『OZの迷宮』 伊坂幸太郎の重力ピエロが嬉しい。本命は『葉桜』かな? そしてここでも『ワイルド・ソウル』が。大藪賞、吉川新人賞に続いて三冠なるか。 短編部門 伊坂幸太郎「死神の精度」 小川勝己「胡鬼板心中」 小貫風樹「とむらい鉄道」 朱川湊人「死者恋」 松尾由美「走る目覚まし時計の問題」 なんと短編部門でも伊坂幸太郎の名が! 推協賞って同時受賞はないと思うんだけどどうなんだろう。 直木賞の選評で評価が高かった朱川湊人の名前もありますね。 評論その他の部門 千街晶之『水面の星座 水底の宝石』 曽我部司『北海道警察の冷たい夏』 多田茂治『夢野久作読本』 山下武『20世紀日本怪異文学誌』 この部門はオンチなんですが『北海道警察〜』はこの間の大宅賞の候補にもなっていた本ですね。