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さて、せっかくなので今読んでいる単行本を一時中断して積読になっている芥川賞の候補作を読み始めてみた。手に取ったのは一番読みやすそうな白岩玄の『野ブタ。をプロデュース』。

・・・面白れえ！
まだ全然最初なんだけどね。

なにしろ、冒頭の一文が、

辻ちゃんと加護ちゃんが卒業らしい。

って！！

さらに次の次の段落の出だし。

寒い。寒いよパトラッシュ。

思わず笑ってしまったよ。

斉藤美奈子が選評で

「セカチュウ」を読んで泣いている場合ではない。「野ブタ。」を読んで笑いなさい。それだけでも日本はよくなります。

と書いていただけはあるな（笑）。

まあまだまだ最初なのでこれからどうなるか楽しみ楽しみ。

ちなみに、他の候補作で積読は直木賞の伊坂、福井、角田の三冊。おお、しかも今回は直木賞の候補作一冊も読んでないよ！芥川は、山崎ナオコーラしか読んでないし。ほえー。