陽気なピエロのコインロッカー

読んだ本を晒す棚 感想はTwitter:はらかず@kazu7honyomiで

『2005年のロケットボーイズ』五十嵐貴久(双葉社)

2005年のロケットボーイズ

2005年のロケットボーイズ

『1985年の奇跡』に続く著者の青春小説。
理系青春小説、ということだけど、ストーリーはまさに青春小説の王道。高校ではアウトローや奴らがひょんなことからロケット作り(最初は違うんだけど)を始めるはめになり、様々な障害が発生するなかそれを克服していくことによりバラバラだったみんなの気持ちに一体感が生まれていく―。
うまいと言えばうまいけれど、個人的にはもう一捻り欲しかったかな、という印象。ちょっと現実離れしすぎた感もあったかも。でも、熱くなるその気持ちは、同じ青春をひとつのことに熱中してた自分をちょっと思い出したりしてとても共感できた。