- 作者: 劇団ひとり
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 234回
- この商品を含むブログ (772件) を見る
けっこう評判になっていてそれなりに期待する気持ちと全然期待しない気持ちと両方もってたんだけど、これはあたり。
連作短編集で「道草」「拝啓、僕のアイドル様」「ピンボケな私」「Over run」「鳴き砂を歩く犬」と収録されている。最初の2編を読んだあたりまでは普通だった。「ピンボケ」で声を出して笑いそうになった。「Over run」ではちょっと泣きそうにすらなった。そしてなにより各編のつながりがとてもいい。
ただ、さすがにお笑い芸人の性なのかちょっと小手先の変化球を狙いすぎる感じがあって、そんなのいらないから直球で勝負すればいいのにと思った。いいストレートをもってるんだから。うーん、ちょっとこれは2作目がけっこう楽しみだぞ。