2007-12-31 連城三紀彦『黄昏のベルリン』文春文庫<89> 読書 黄昏のベルリン (文春文庫)作者: 連城三紀彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/10メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (23件) を見る前から読みたかった作品が復刊ということで読む。連城作品は初体験。 改行もなしでいきなりの場面転換(それもニューヨーク、東京、ベルリン、などなど)が多用されるなど、かなり読み応えがあり、それでいて、展開も二転、三転。その筆力に圧倒された。「運命」に翻弄されるアオキの「事実」ではなく「行く末」は夢にまで出てくるぐらいの衝撃的。