佐々木譲『警察庁から来た男』ハルキ文庫＜46＞

警察庁から来た男 (ハルキ文庫)

道警シリーズ第2弾。
前作『笑う警官』（単行本『うたう警官』の改題）は期待が大きかったからか、それとも道警の常軌を逸している様があまりにも現実離れしていたからか、面白かったものの留保をつけたのだけど、この第2弾は文句なく面白かった！第1弾からの伏線もばっちりあって順番に読んだほうが格段に楽しめる。
しかし冒頭の交番に駆け込んだ少女が警官によって暴力団に明け渡されるという事件が実際にあったことなんてほんとに信じられん。あきれるばかり。