- 井上荒野『切羽へ』(新潮社)
- 荻原浩『愛しの座敷わらし』(朝日新聞出版)
- 新野剛志『あぽやん』(文藝春秋)
- 三崎亜記『鼓笛隊の襲来』(光文社)
- 山本兼一『千両花嫁 とびきり屋見立て帖』(文藝春秋)
- 和田竜『のぼうの城』(小学館)
伊坂幸太郎が入ってないけど、それは想定内。だって対象期間から外れているし(上半期は12月1日〜5月31日までに公表されたもので『ゴールデンスランバー』は奥付11月30日)。森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』が対象期間外なのに候補になったことがあったけど、それが例外中の例外でそんなことがそう何度もあったらおかしいではないか。
というわけで、前回候補にならなかった時点であきらめてました。まあもし前回直木賞獲ってたら本屋大賞も山本周五郎賞もなかっただろうからそれはそれでいいんだけど。
で、今回。もっとも驚いたのは『のぼうの城』だ。唯一の既読作で確かに読みやすくて面白かったけれど、直木賞の選考委員には合わない気が・・・。逆に選評が楽しみだな。
順当にいけば、本命:荻原浩、対抗:井上荒野、穴:新野剛志ってとこかな。