上杉隆『ジャーナリズム崩壊』幻冬舎新書＜83＞

ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)

読む前に想像していた内容とかなり違い、またその内容にけっこう衝撃を受けた。
なんというか、この著者にすべてがすべて賛同するわけじゃないけれど、その論理に理解はできる。もともと僕はマスコミをあまり信用していないのだけど、これを読むと呆れて声も出なくなる。
記者クラブ制度についても、まず国民がこの制度を知るところからはじめなくてはいけない。制度の名前は知っていても実際にどういう制度なのか知る機会はそれこそマスコミによって阻まれているのだから。そういう意味で、この本がベストセラーになるのは喜ばしいことだと思う。