陽気なピエロのコインロッカー

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絲山秋子『イッツ・オンリー・トーク』文藝春秋<20>

イッツ・オンリー・トーク

イッツ・オンリー・トーク

第96回文學界新人賞受賞作の表題作と「第七障害」を収録。
さて、今週はなんといっても絲山作品である。幸いなことに今週は荷物の少ない出張があって普段は文庫本なのにここぞとばかりに単行本の絲山作品を3冊引っ張り出したのである。
まずは処女作の本作品。よかった。やっぱり絲山秋子はもっと前から読んでおくべき作家だった。
「イッツ・オンリー・トーク」も良かったけど(このデビュー作のタイトルのつけかたからしてセンスを感じる)、やはり群馬人としては「第七障害」でしょう!これ、最高に好きだなあ。