- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/08/28
- メディア: 単行本
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冒頭の一文「ファンタジーがやって来たのは春の終わりだった。」でちょっとビビってしまったけれど(←どうもファンタジーが苦手なので(^^;)、読み進めれば不安一蹴、極上の恋愛小説だった。この微妙な距離感がもうホントに絶妙に巧い。決して読んで楽しいタイプの小説とはいえないし悲しい話でもあるのに、不思議と読後感の気持ちいい小説になっているんだよな。