大沢在昌『炎蛹 新宿鮫Ⅴ』光文社文庫＜35＞

炎蛹―新宿鮫〈5〉 (光文社文庫)

新宿鮫シリーズ第5弾。
最近すっかりご無沙汰だった新宿鮫。サイトを開設してから感想を書いた記憶がないから少なくとも3年ぶり。第8弾の『風化水脈』が文庫されたのをみてそろそろ読まなきゃと発起。

それにしても記憶力の悪い僕でも印象深いこのシリーズは覚えてるもんだなあ。

今回はものすごーく地味ではあるのだけど実は破壊力抜群の「害虫」の事件に新宿らしく複雑に事件が絡まっていく。

ちょっとご都合主義な面はご愛嬌としてもやはり圧倒的な筆力。植物防疫官の甲屋もいいキャラしてます。続編が楽しみ！（ってもう3冊積読なわけだが）