- 作者: 東川篤哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/08/21
- メディア: 新書
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
今までの中では一番ボリュームがあるのかな。とても贅肉の多い本格推理小説でいくらでもスマートにできるはずなんだけど、その贅肉部分が著者の真骨頂なんだろう。ユーモアと呼ぶには上品すぎるダジャレ、ギャグの数々が。
個人的には2作目の方がよかったけれど、この作品も面白く読めた。たぶん本書でちょっと言及されていたので有名なトリックの東川版といった感じなんだろうけど、トリックよりも動機の解明には驚きがあった。僕が猫に関して無知な面もあっただろうけど。
今回は警察のお二人さんが意外にも(?)大活躍でした。
さて、次はいよいよ評判のいいシリーズ第四弾の『交換殺人には向かない夜』だ!