期待が大きすぎたせいか、あまりのめり込むことなく下巻の最終章までたどり着いてしまった。暦や算術といったテーマは面白く、エピソードも悪くないのだけど、いまひとつ、文章に深みがあったらもっとのめり込めた感じがする。ただ、江戸の時代に渋川春海のような熱い男たちの存在は勇気づけられる。群馬県人としては「和算の大家 関孝和」が裏主人公的に描かれているのも嬉しかった。タイトルも秀逸。
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