<32>赤松利市『鯖』徳間書店 ★3.5
アングラ感漂う装丁の通り、昭和の荒くれ漁師たちの底辺の暮らしぶりからの・・・。登場人物がみな独特で魅力的。怒涛のラストがやや唐突だったかなぁ。
- 作者: 赤松利市
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2018/07/21
- メディア: 単行本
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<31>坂口安吾『不連続殺人事件』新著文庫 ★3.5
嬉しい復刊だが、冒頭は文章が読み難くいのと登場人物の多さに辟易した。ただ、事件が動き出してくればのめり込める。「心理の足跡」という言葉が印象的。読者への挑戦やその応対は読んでいて楽しいし、戸川氏と北村氏の対談もお得感あり。
- 作者: 坂口安吾
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2018/08/29
- メディア: 文庫
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<30>八重野統摩『ペンギンは空を見上げる』東京創元社 ★4.5
大人びた小学生ハルと金髪少女転校生イリスの青春小説。ミステリ仕立てのジョブナイルだけどラストにタイトルの意味が明かされグっとくる。好みど真ん中でした。
- 作者: 八重野統摩
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2018/05/21
- メディア: 単行本
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