陽気なピエロのコインロッカー

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恒例?の直木賞候補作予想

さてさて、気をとりなおして。

早いもので今月の中旬に133回直木賞芥川賞が決まります。

で、来週中頃にはその候補作が発表されるはず。
その候補作を独断と偏見で予想してみようというコーナーです!>コーナー?

今回は「大本命!」という作品が見当たらないような気がするけれど本命第一グループの本を挙げてみる。

まずは朱川湊人『花まんま』

花まんま

花まんま

前回『都市伝説セピア』が選評で好評だった朱川湊人。この短編集も既に評判だけに候補になる可能性はかなり高そう。


次は森絵都『いつかパラソルの下で』

いつかパラソルの下で

いつかパラソルの下で

児童文学の星、森絵都の最新作。一般向けの作品もかなり評判よさげなだけにいつ候補になってもおかしくないかと。


続いて古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』

ベルカ、吠えないのか?

ベルカ、吠えないのか?

この作品も評判のいい作品。版元が文春だし、力のある作家だけに個人的には候補になって欲しい人。


さらに瀬尾まいこ『優しい音楽』

優しい音楽

優しい音楽

地方文学出身の星、瀬尾まいこ。吉川新人賞受賞作の『幸福の食卓』も対象期間内の発表作。


そして垣根涼介君たちに明日はない

君たちに明日はない

君たちに明日はない

第18回山本周五郎賞受賞作。受賞となれば2年連続山本賞とのダブル受賞となりますね(昨年は熊谷達也『邂逅の森』)。文春出身だし(サントリーミステリー大賞でデビュー)。



続いて第二グループ。
平安寿子『くうねるところすむところ』

くうねるところすむところ

くうねるところすむところ

文春出身(オール読物新人賞)で、期待の作家の一人。『グッドラックららばい』もよかったし。版元も文春。


真保裕一『灰色の北壁』

灰色の北壁

灰色の北壁

ああ、真保裕一を第二グループに挙げるのは悲しい。ホントは大本命にしたいんだけどなあ。過去の選評が・・・。


東野圭吾さまよう刃

さまよう刃

さまよう刃

真保裕一に続き、なぜか直木賞に嫌われている東野圭吾。もちろん本来なら大本命なんだけど、これも過去の(以下略。


姫野カオルコ『桃』

桃

評判になった『ツ、イ、ラ、ク』の姉妹編(らしい)。『ツ、イ、ラ、ク』が候補になったときは受賞すると思ったんだけどなあ。リベンジなるか。


恩田陸『ユージニア』

ユージニア

ユージニア

ついに本屋大賞受賞で大ブレイクした恩田陸。もっと早くに挙げていれば直木賞も名声を保てたかもしれないのに。今まで候補にすら挙げてないとは。



続いては第三グループ。第二グループとの違いは?と言われても答えようはないけど。
時代小説では荒山徹松井今朝子諸田玲子あたりが候補作候補(なんじゃそら)だろうか。宇江佐真理にもまだやってないけど。
候補経験者では馳星周不夜城完結編を出しましたね。田口ランディもいました。
あ、候補経験はないけど、あさのあつこも面白いかも。



で、こんなに偉そうに書いたけど、ここに挙げた本、一冊も読んでないんだよね!切腹!(ってもう古いの?)