陽気なピエロのコインロッカー

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第17回山本周五郎賞候補作が決定。

今日発売の『小説新潮』をみてきました。

うわー、乙一でまず驚き。横山秀夫古処誠二は昨年の『第三の時効』と『ルール』に引き続き二回目の候補。
梨木香歩は読んだことないですが評判がいいみたいなので読んでみようかな。

実は山本周五郎賞にはすごい思い入れがあって、それは僕のミステリの原体験ともいえる本が第10回受賞作の真保裕一『奪取』だったりするからです。
それまでは村上春樹とかを読むフツーの読書人だったのですが、この作品がきっかけでミステリを読むようになったのでした。
その大好きな作品が受賞した山本賞の歴代受賞作を読んでであったのが宮部みゆきの『火車』であり箒木蓬生の『閉鎖病棟』だったりしました。(『火車』は今でも僕のオールタイムベストに入る作品です)
候補作の発表から受賞まで約1ヶ月あるので大学生の頃は候補作を全部読んで「これだ!」と予想をしてたりしました。中山可穂の『白い薔薇の淵まで』くらいしか当たんなかったけど・・・。