さて、また今回も直木賞候補作予想をやってみます。
今月中旬、第131回直木賞の受賞作が決められます。それに先立って今度の水曜あたりに直木賞候補作が発表される、はず。その候補作にどんな作品が挙がるかちょっくら当ててみよう、というわけです。あくまで個人的な予想ですが。
まず、本命。
もうこれは奥田英朗『空中ブランコ』ではないかと。もう過去3回候補に挙がっていて今回はいわゆる「獲り時」。版元も文藝春秋だし候補に挙がること間違いなし?
そして対抗。
個人的大プッシュ作家な伊坂幸太郎『チルドレン』もひいき目なしに立派な対抗に挙がるのではないかな。なかなかひいき目なしに見れないんだけど(^^;ファンじゃない方の反応が気になるところです。
また、東野圭吾『幻夜』ももう受賞するには遅すぎる作家の一人であります。前回の京極夏彦、江國香織のように「遅すぎる受賞」ブーム到来か。
ここからは予想はなかなか難しくて恣意性がかなり介入してくるんですが。
まず、気になるのが大崎善生『孤独か、それに等しいもの』。この作家もまだ候補になってないのが意外と言えば意外。
続いて『家守綺譚』の山本周五郎賞の候補となった梨木香歩『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』は最近の受賞傾向からいってもかなり可能性高いと思います。山本文緒、唯川恵、村山由佳、江國香織に続くか。
山本賞といえば、受賞作となった熊谷達也『邂逅の森』もありますね。こちらも版元が文藝春秋だけに「初の山本賞・直木賞ダブル受賞!!」なるか。
個人的に浮ぶのはこのくらいですが、前出の直木賞のすべてサイトの大衆選考会では池上永一や中山可穂も「直木賞度」が高いようです。
さて、いかに。
追記。
例年芥川賞って(主に雑誌に掲載されたものが対象となるので)予想といってもなかなか難しいものがあってよくわからないんだけど(しかも直木賞よりもかなり「新人賞色」が強いし)、中村航や中村文則、島本理生あたりならまだわかるんだけど他はさっぱりわかりません。
・・・えっ!!舞城王太郎が候補になってるらしい!?
まじ?