前回も早かったけど、今回も早かった。直木賞(と芥川賞)候補作の発表。
毎回やってた「直木賞の候補作」の予想をやる前に本当の候補作がでちゃいました。
でもまあどうせやろうと思ってたんで書いておきます。
まず、本命グループ。
伊坂幸太郎『砂漠』『終末のフール』、恩田陸『チョコレートコスモス』
伊坂幸太郎は普通にいけば最新刊の『終末のフール』なんだけど、山周賞落選を加味して『砂漠』も本命に。ただ、12月刊というのはちょっと不利。
次に対抗グループ。
荻原浩『ママの狙撃銃』『押入れのちよ』、垣根涼介『ゆりかごで眠れ』、瀬尾まいこ『強運の持ち主』、福井晴敏『Op.ロースダスト』、森絵都『風に舞い上がるビニールシート』
今最も乗っているの荻原浩は期間内に2作刊行。山周賞コンビの垣根涼介の新刊も面白そう。瀬尾まいこは候補経験はないけど今回版元が文藝春秋なのでそろそろきそうな気が。福井、森はほとんど本命グループより。
続いて、注目グループ。
田口ランディ『被爆のマリア』、三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』、平安寿子『恋はさじ加減』
田口はちょっと厳しい気もするが。三浦しをんは対抗グループに近い。平は密かに期待してたりする。
最後に穴グループ。
犬飼六岐『筋違い半兵衛』、小路幸也『東京バンドワゴン』、真保裕一『栄光なき凱旋』
犬飼は最近時代物が少ない気がするので既読の一冊を(^^;。小路幸也のこの作品はどこでも評判がいいので意外にくるかも。真保裕一を穴グループに入れるのは悲しい。けど、ないだろうなあ・・・。
と、こんな感じでした。
で、候補作はこちら。