陽気なピエロのコインロッカー

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2019年3月に読んだ本

<12>横山秀夫『ノースライト』新潮社 ★4.5ノースライト作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/02/22メディア: 単行本この商品を含むブログを見る <11>伊吹亜門『刀と傘 明治京洛推理帖』東京創元社 ★4.5刀と傘 明治京洛推理帖 (ミステリ・…

2019年2月に読んだ本

<9>芦沢央『火のないところに煙は』新潮社 ★4火のないところに煙は作者: 芦沢央出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/06/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る <8>奥泉光『雪の階』中央公論新社 ★4雪の階 (単行本)作者: 奥泉光出版社/メ…

2019年1月に読んだ本

<6>榎本憲男『巡査長 真行寺弘道』中公文庫 ★4巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)作者: 榎本憲男出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2018/04/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る <5>田中靖浩『会計の世界史』日本経済新聞出版社 ★4.5会計の世…

2018年12月に読んだ本

<45>森見登美彦『熱帯』文藝春秋 ★3.5 久々のモリミー本。独特の世界観は相変わらずだが、物語の風呂敷がどんどん広がってそれが入れ子構造のようになって・・・。面白いのは面白いんだけど、SF気の乏しいワタクシには少々ついていけない部分があったのも…

2018年11月に読んだ本

<41>竹宮ゆゆこ『あなたはここで、息ができるの?』新潮社 ★4.5 正直、読み始めてしばらくは苦手な部類の小説だなーと思ってた。それでもぐいぐい引き込まれるようななんともいえない魅力があるなと思いながら読んでいた。読了して、思わず「すごい本を読…

2018年10月に読んだ本

<35>名倉編『異セカイ系』講談社タイガ ★3.5 第58回メフィスト賞受賞作。中盤までは読みやすいけど苦手なやつかな~、と思いながら読んでいたけど、そこからの展開が哲学めいて興味深かった。ド本格のメタフィクション。それにしてもメフィスト賞は次々と…

2018年9月に読んだ本

<32>赤松利市『鯖』徳間書店 ★3.5 アングラ感漂う装丁の通り、昭和の荒くれ漁師たちの底辺の暮らしぶりからの・・・。登場人物がみな独特で魅力的。怒涛のラストがやや唐突だったかなぁ。鯖 (文芸書)作者: 赤松利市出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2018/…

2018年8月に読んだ本

<29>デイヴィッド・グラン著、倉田真木訳『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』早川書房 ★4.5 なんというノンフィクションだろう。20世紀初頭に起こった20人を超える先住民が殺された事件の真相に迫るだけでなく、アメリカ社会の暗部を…

2018年7月に読んだ本

<23>高橋弘希『送り火』文藝春秋 ★3 第159回芥川賞受賞作。文章は洗練されていて巧いと思ったけど終盤の描写は唐突に感じた。送り火作者: 高橋弘希出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/07/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る <22>…

2018年6月に読んだ本

<18>木元哉多『閻魔堂沙羅の推理奇譚』講談社ダイガ ★4.5 第55回メフィスト賞受賞作。死んだ者が生きていたときの情報のみで犯人を推理するという斬新な短編集。読みやすく、かつ、なるほど感あるミステリで好印象。閻魔堂沙羅の推理奇譚 (講談社タイガ)作…

2018年5月に読んだ本

<16>セバスチャン・フィツェック/酒寄進一訳『乗客ナンバー23の消失』文藝春秋 ★3.5 衝撃の展開の連続は評判通りの面白さだったけど、訳との相性が合わなかったかも。謎も魅力的だし、社会的なテーマもあってもうちょっとのめりこんで読めたらより楽しめ…

2018年4月に読んだ本

<14>笹沢左保『流れ舟は帰らず 木枯し紋次郎ミステリ傑作選』創元推理文庫 ★4.5 10編収録の文字通り傑作選。渡世人の生き様や当時の風俗のみならず紋次郎のキャラクターはもちろん、ミステリとしても上質。流れ舟は帰らず (木枯し紋次郎ミステリ傑作選) …

2018年3月に読んだ本

<11>柚月裕子『盤上の向日葵』中央公論新社 ★4.5 いやー面白かった。読ませる読ませる。さすが柚月裕子。将棋の名駒をめぐる哀切の骨太の物語だが、終盤やや拙速だったかなと。盤上の向日葵作者: 柚月裕子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/08/18…

2018年2月に読んだ本

<7>蘇部健一『小説X あなたをずっと、さがしてた』小学館 ★4 さすが蘇部健一(笑) いやー恐ろしい小説を読んだ。ラスト一行、やられました。小説X あなたをずっと、さがしてた作者: 蘇部健一出版社/メーカー: 小学館発売日: 2018/01/23メディア: 単行本こ…

2018年1月に読んだ本

<5>町田そのこ『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』新潮社 ★4 デビュー作の連作短編でこの出来栄えはすごい。間違いなく書ける作家さんだと思う。次作が楽しみ。夜空に泳ぐチョコレートグラミー作者: 町田そのこ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/08/22…

2017年12月に読んだ本

<53>フィル・ナイト/太田黒奉之訳『SHOE DOG』東洋経済新報社 ★3.5 ナイキ創業者の半生を綴った自伝。経営理念的なものというよりストーリーが主な感じ。知らなかったことが結構あってそういう意味では面白かった。SHOE DOG(シュードッグ)作者: …

2017年11月に読んだ本

<51>文芸第三出版部編『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』 ★3 記念碑アンソロジー。綾辻行人、有栖川有栖、法月綸太郎などなど新本格初期世代勢揃いの短編集というだけで満足。7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー (講談社ノベルス)作者…

2017年10月に読んだ本

<48>今村昌弘『屍人荘の殺人』東京創元社 ★4.5 第27回鮎川哲也賞受賞作。世界が一変したときは「そっち系か!」と思ったけどものすごく本格モノでびっくり。まさに奇想と本格の融合。屍人荘の殺人作者: 今村昌弘出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/1…

2017年9月に読んだ本

<41>米澤穂信『満願』新潮文庫 ★4 単行本刊行時に読み逃していた1冊。山本周五郎賞受賞作。評判に違わぬハイレベルなミステリ短編集。堪能しました。満願 (新潮文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/07/28メディア: 文庫この商品を含…

2017年8月に読んだ本

<37>伊吹有喜『カンパニー』新潮社 ★4 リストラ部署へ異動後、バレエ団に出向した主人公。公私とも危機の中バレエ団に必要とされ、またバレエに魅せられる。レッスン、パッション、カンパニー。カンパニー作者: 伊吹有喜出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2…

2017年7月に読んだ本

<30>増田忠則『三つの悪夢と階段室の女王』双葉社 ★3.5 人間のほんのちょっとした悪意が文字通り最悪の悪夢になる展開。いやー、恐ろしい。三つの悪夢と階段室の女王作者: 増田忠則出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2017/05/17メディア: 単行本(ソフトカ…

2017年6月に読んだ本

<26>エリザベス・ウェイン/吉澤康子訳『コードネーム・ヴェリティ』創元推理文庫 ★3 うーむ、ワタクシには少し難しすぎたか。コードネーム・ヴェリティ (創元推理文庫)作者: エリザベス・ウェイン,吉澤康子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/03/1…

2017年5月に読んだ本

<22>宇佐美まこと『愚者の毒』祥伝社文庫 推理作家協会賞受賞作。構成は想定内だったけど第二章筑豊挽歌の衝撃は壮絶。忘れがたい作品。★4愚者の毒 (祥伝社文庫)作者: 宇佐美まこと出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2016/11/11メディア: 文庫この商品を含…

2017年4月に読んだ本

<16>青木裕子『これは経費では落ちません!〜経理部の森若さん〜』集英社オレンジ文庫 タイトルの勝利。経理部の人をデフォルメしたらこうなるんだろうな。★3.5これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)作者: 青木祐子出版社/メー…

2017年3月に読んだ本

<11>岩木一麻『がん消滅の罠 完全寛解の謎』宝島社 面白く読めたのだけどミステリ的なカタルシスが今一つだったかな。★3.5【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (『このミス』大賞シリーズ)作者: 岩…

2017年2月に読んだ本

<6>石持浅海『殺し屋、やってます。』文藝春秋 石持作品らしい設定、展開。最後にもうひとひねりぐらいほしかった。★3.5殺し屋、やってます。作者: 石持浅海出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/01/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見…

2016年1月に読んだ本

<4>森昭『歯はみがいてはいけない』講談社+α新書 信じるか信じないかは読者次第。でも概ね説得力あり。歯はみがいてはいけない (講談社+α新書)作者: 森昭出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/08/19メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る<3>…

2016年に読んだ本ベスト

2016年に読んだ本はちょうど50冊。ベスト10(小説)をつくってみるとこんな感じ1 ([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫)作者: ほしおさなえ出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2016/06/03メディア: 文庫この商品を含むブログ (10件) を見る2 罪の声作者…

2016年12月に読んだ本

<50>井上真偽『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』講談社ノベルス ★3.5聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)作者: 井上真偽出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/07/07メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る<49>住野よ…

2016年11月に読んだ本

<45>宮下奈都『羊と鋼の森』文藝春秋★4.5羊と鋼の森作者: 宮下奈都出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/09/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (43件) を見る<44>三菱総合研究所『IoTまるわかり』日経文庫★4IoTまるわかり (日経文庫)作者…